No Wheels,No Life

MVXプロアームとかドミネーターとかインターセプターとかスタリオンとか

なぜFさん製作MVX250Fイグナイタのモニターテスト(その2)

あけましておめでとうございます。
前回ブログに書きましたなぜFさんのイグナイタ。

wf7.hatenablog.comVer2が完成して年末に届きましたので、本日取り付けて試運転に行ってきました。
外観はVer1と同じなので写真は割愛しますが(単に撮ってないだけともいう)、Ver1改修版にて筐体2個となっていたユニットはまた1つに集約されていますが機能は同等のようですのでまずアイドリングにてしばし放置して問題なさそうなので実走行にて動作確認。
あくまで私のフィーリングなので数値的な比較はできませんが、改修版とほぼ同等の動作ができていると思います。
また今回、レブリミッターを10500rpmに設定してもらったので目一杯回してみました。
8000rpmぐらいをキープしてから一気に全開、10500rpmまで気持ちよく吹け上がりレブリミッターが介入して失火するのを確認できました。
最近焼き付きを体験してるのでリミットが掛かると解ってても吹け上がってるエンジンからパワーが抜ける感覚はちょっとヒヤッとしますけど(笑)

ざっと1時間半で30kmほど走って本日は終了、これといった不具合も今のところは見られません。
走り終わってすぐシートを開けてイグナイタ本体を触ってみるとほんのり温かい程度。
熱いってほどではないかと。
もうちょっと長い時間・距離も走って確認してみたいですね。

なぜFさん製作MVX250Fイグナイタのモニターテスト(その1)

wf7.hatenablog.com

で進行中のMVX250F用イグナイタ。
興味深いテーマだったのでしばらく読者として追いかけていたのですが自作されたイグナイタのモニターを募集されていましたのでこれは参加せねば!と思い立候補しました。

しばらくしてイグナイタが送られてきたので比較写真。
左の黒い2つの箱が皆様おなじみのノーマルイグナイタ(スパークユニット)。
右下のがメガスピード製のデジタル進角イグナイタ。
右上が今回モニターする、なぜFさん製作のイグナイタ。

車体に装着してみたところ。
ノーマルよりは遥かにコンパクトで、メガスピード製よりは一回り大きめ。


プロアーム車のほうはルーニーのチャンバーを入れているのですが相性が悪いようで始動直後は良くても数分するとアイドリングを保つことも難しかったのですが、もう一台のノーマル車に装着してみたところ相性は良いみたいでしたので実走行でテストしてみたところ不具合が発見されたので一旦送り返すことになりました。

改修を受けたイグナイタがこちら。
対策のためユニットが2つに別れています。
早速装着して始動。
前回は相性が良くなかったプロアーム車でもきちんとアイドリングが持続するようになりました。
しばらくアイドリングさせ、アクセルを煽り、問題なく動作していることを確認して30分ほど走ってみました。
コース的に回して6000回転ぐらい、一瞬頑張って8000ぐらいまで回してみましたがちゃんと点火しているようでフィーリング的には全く問題ありませんでした。
週末をその後2回ほど使って近場ですがトータル100kmほど走りました。
年内はこれでラスト・・・かな。
8000回転から更に上げて一瞬9500ぐらいまで回してみましたところものすごいパワー感!バッチリです。

現時点でのインプレとしては
・始動直後のアイドリングがかなり高くなったので調整した
・メガスピード製で2500回転ぐらいにあった不安定さ(※)は発生せず問題なし
・排気音はより力強く弾ける音になった(ように思う)
・8000回転からの盛り上がりが実にパワフル
(数値として測定しているわけではないので私のフィーリングになります)

今後試したいのは長時間運転と高回転でのテストですが一般道では難しいので高速道路ですね。
それと11000回転でのレブリミッターも機能としてはあるけど効いてないそうなのでその検証も可能であればやりたいですがレッド10500回転なのでそこまで回すのはちょっと怖い気もしますので、できたら、の話で。

メガスピード製デジタル進角イグナイタはスロットルOFF時の回転下がりをスムーズにする機能があるのですが、チャンバーとの相性?で安定しないようです。ノーマル車両では狙い通りの挙動となっています。


サイドスタンド修理

サイドスタンドを修理のためエンジン降ろし。
載せたままでもできないこともないかと思うけど念のため。

改めて患部を見ると見事にバックリと割れてますなぁ・・・。
車高がノーマルと違ってスタンドが開き気味になって駐車中の車体の傾きが大きいため余計にこの部分にストレスがかかってしまったもよう。

まずはステーの穴に棒噛ませて位置修正。
前述の通りスタンドの角度が開いてしまう状態なのもついでに対処しとこう。

割れてる部分を仮付け溶接して角度のバランスを確認して本溶接。

さくさくエンジン積んで修理完了。








慣らし距離ツーリング(2)&サイドスタンドもげそうになる

慣らし距離ツーリング二回目。
5時起きで6時前にスタート。前回と逆ルートで箱根〜御殿場〜山中湖〜道志みちの予定。
この時はまだこの日起こることを予測すらしてなかった・・・。
首都高から東名に入り海老名SA。
駐輪場にMVXを停めバイクを降りようとしたときにバイクがどんどん傾いていく。
サイドスタンドのステーがフレーム接合部でちぎれてしまったか・・・?
結局海老名では停めず、どうしたもんかなと考えながら圏央道新湘南バイパス西湘バイパスまで移動。

7時30分頃西湘PAで停めて状況確認。
シルエットを見ればわかると思うけどサイドスタンド使わず停める。
手持ちの工具でスイングアームを支えている状態。
とりあえず走ること自体にはなんの問題もないので応急処置をなんかできないかなと思って付近のホームセンターを検索するとビバホームがこの時間からも開いてるので行ってみようと思う。

ホームセンターで調整塚を購入。
後輪のちょい前に四角い板でささえてるやつ。
停めるのはなんとかなりそう。
この時点で8時45分頃。

9時30分頃
ターンパイクでいつもの大観山レストハウスに到着。
途中スピード取締やってたねぇ。
簡易的なスタンドで長時間停めてるのも不安なので小休止のみで御殿場方面へ向かっていたのだけど、ここで仕事に捕まりノートパソコン使って小一時間ほど緊急対応に追われる羽目に・・・。
実はいつもツーリング出る時はこういう事態の対応のためノートパソコンは常に持ってくるようにしているのだった。

13:50頃道の駅どうし着。
本来の予定では午前中にここにたどり着いていたかったのだけど、スタンドのトラブルと仕事の緊急対応でだいぶロスしてしまった。
宮ヶ瀬も寄りたかったのだけど駐輪中が不安なので行くのはやめて相模湖ICから高速乗って一気に帰宅。

道志みち流し撮りしてる方から走行写真をゲット。
走行中の車体姿勢とかわかんなかったので撮ってもらいたかったてのも道志にきた理由だったりする。
この日の走行距離は306.2kmでトリップメーターも途中で一周したので1000kmを達成。


しかし、エンジンはそれで良いのだけどスタンドを直さないと普通に乗っていけない。

サイドスタンドステーの状態はこんなかんじ。
フレームに被さるように溶接されている基部がバックリ割れてしまって皮一枚で繋がってるような状況。
要溶接修理。


慣らし距離稼ぎツーリング

フルオーバーホール直後の記録によると、オドメーターは24721kmで最寄りのスタンドで給油していた。

トリップメーターをこの時ゼロに戻して、1000kmまではリセットしないで慣らし運転期間とする。
現在週イチではあるものの出社日はMVXで通勤して往復40kmくらい。
一ヶ月でだいたい160kmの計算。

とはいえ通勤だけで乗るのも面白みが足りないので、いっちょ遠出してみるかね。

例によって近所のガソリンスタンドから出発。
写真見て気付くと思うけどセンター/アンダーカウルを装着してみた。
しばらくOPカウルのない姿をずっと見ていたので、付けたら見慣れない感じw

首都高〜中央道〜圏央道を通って宮ヶ瀬湖畔の鳥井原ふれあいの館を目指したのだけど、この日は自転車競技のイベントがあるそうで鳥井原に近づくことすらできなかったので、道志みちに入り、道の駅どうしに到着。

MVX乗りのアキオさんがたぶん居るだろうなと思ってたら本当にいたww
MVX40周年ミーティングに参加した人で実働になってから見たのはアキオさんが最初です。
30分ぐらい?だべって解散、私は西へ進んで山中湖方面へ。

山中湖パノラマ台に到着。
ここは以前、クロスカブで来たときには雲が多くて富士山が全く見えなかったのでリベンジ。
上半分見えんかったのでまた来よう。
此処から先の道は行ったことがなかったのでとりあえず南に向かえば御殿場方面に出るだろうと目論んで地図すら見ず走る。

富士スピードウェイ、こんなところにあったのか。初めて来た。

(似たよーなアングルの写真ばっかだな)

御殿場から箱根スカイライン芦ノ湖スカイラインを通って箱根へ。
山中湖から上半分見えないんだから、箱根来たって見えるわけないわな。

箱根方面来たら他に行くとこないのか!?
の大観山レストハウス
熱海方面に抜けることも考えたのだけど、あまり遅くならないうちに帰ろうと思ってターンパイクから下って西湘バイパス新湘南バイパス〜R1〜横浜新道〜首都高で帰宅。

トリップメーターは581.9km
この日の走行距離は317km
慣らし完了まであと418.1km

ちなみに慣らし中なので600kmまで回転数は6000rpmリミットで運用。
高速は6速6000rpmならメーター読みで100km/hちょうどって感じ。
今後も通勤で距離積み上げるけど、300kmぐらいのをもう一回ぐらい行きたいところ。

MVX40周年仕様作成(10)最後のエンジン分解

6速での異音がするのでもう一度エンジン降ろして分解。

C4のギヤが欠けてしまっている・・・・
バラしてあるもう1台のエンジンから持ってきたミッションと同時にバラしながら再組み立てをしてみると、このC4ギヤを表裏逆に組んでしまっていたようだ。
ベアリングを換えたばかりなのでシャフトはそのまま、ギヤはC4のみ移植してスラストワッシャーやクリップはすべて新品に交換。

www.youtube.comミッションの各ギヤの入りを確認。
最初に組んだときにこれやっておくべきだった・・・。

このエンジンの中を見るのはこれで見納めにしたい。
今後一生開けないで済みますよーに!

例によって腰下だけ搭載してからの組み立て・・・なんだけど、オイルポンプやウォータポンプを付ける前に載せてしまったので横倒しにして下からアクセス。
もう一回下ろしたほうが楽だったかも。

試運転して6速までちゃんと入り、異音もなくなったことを確認。
ちなみに始動性は徐々に改善して、キック数発で掛かるようになった。
憶測なのだけどラビリンスシールは構造上どうしても低回転時に一次圧縮が漏れるが、2ストの吸気はオイルを含むので使用過程で徐々に粘度のある液体がラビリンスシールに付着することによって低回転時でも抜けが悪くなってキックでも掛かりやすくなる・・・なんて思ったりもしてる。通勤にも使ったりして、まずは慣らし運転1000kmを目指します。
回転上限は600kmまで6000rpmしばり。

これでひとまず、40周年仕様としてのフルオーバーホールは完了!とします。
ベアリング、シール、ガスケットはすべて交換しましたが、2Tプロジェクトさん・DMR-JAPANさん・井上ボーリングさん・エヌイーさんといった各ショップの存在が40年目のオーバーホールを可能にしてくれました。
ありがたやありがたや。





MVX40周年仕様作成(9)今度こそエンジン掛ける

GWに入り時間が十分取れるようになったのでエンジンを掛けるべくがんばる。

コンプレッション測定をしてみたところ、12kgf/cm²±2が基準値のところ、8kgf/cm²。
ラビリンスシールの仕組み上低回転時の一次圧縮漏れは免れないので始動性が悪化するという話もある。
でもそんな話もあるけど実際に検証するとこれといって差がなかったという記述もある。
どれが正しい話なのか分からないけど、私のMVXでは始動性悪化がやはりあるかと。

あれこれ考えたあげく、もう一度キャブをもう一度開ける。
キャブボディを手持ちの部品取りと交換。
エアスクリューとスロージェットを調整し若干濃いめになるようにしてみた。
で、キック始動は一旦諦めて押しがけに挑戦。
自宅前を何度も何度も往復してもなかなか掛からず諦めかけた頃、やっとエンジンが掛かった!

www.youtube.com

ホントにもう、手間かけさせやがって・・・!

冷間時はひとまず押しがけで行けることがわかったので試運転。
まずはガソリンを入れに行かねばならぬので最寄りのガソリンスタンドへ。
ほとんどカラだったのでスタンドに着く直前でガス欠、惰性でなんとかたどり着いた。

ガソリンを入れた後、エンジンが温まっていればキック一発で始動できる。
が、もう一つ問題が・・・。
6速に入れるとガラガラ音がする・・・。