No Wheels,No Life

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Gaap Tour(っぽいもの)製作まとめ

ってもう一ヶ月以上前のことなんですけどね。

夏休みの四国旅行に向けてKUWAHARA Gaap LiteをGaap Tourっぽくしてみました。
 
Gaap Liteを購入したのは2004年。 
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http://www.rintendo.com/Products/Smallwheel/gaap-lite.htm

これがノーマル。

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それからドロップハンドル化したり油圧ディスクブレーキにしたりホイールを406から451にしたり、30段変速にしたり、という仕様でこれまで乗っていた。 

これまではどっちかというとクロスバイク的な方向性かな。 

でも実は当時から実はGaap Tourもずっと気になっていた。 
http://www.rintendo.com/Products/Smallwheel/gaap-tour.htm 
ドロップハンドルで、ドロヨケとキャリアが着いた、ランドナー的なモデル。 
Liteを買った当時はちょうど第4ロットでTourも出てたんだけど、\262,500という価格はさすがに手が出なかった・・・。 

方向性はだいぶ違うので、Tour化というのは実は8年近く乗ってて全く考えたこと無かったんだけど、今年になって自転車通勤をまた真面目にやるようになってから急にドロヨケだのキャリアだのの実用的な装備が気になるようになってきて、そうだTourがあるじゃんとやってみたのが今回の変更点。 

■まずはドロヨケ 
まー高校生の頃とかランドナー乗っててもドロヨケ外してタイヤ細いの入れてとかやってた子だったので(ドロップハンドルは校則で禁止だった)、ドロヨケ欲しくなるのは大人になった証拠なのかしら? 
Tourのソレがそうであるという理由で本所のアルミフェンダーを採用。 
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いやー、フィッティングに何日かかったやら。後付けフェンダーって面倒くさいわ・・・・。 

■んでキャリア 
市販版Tour純正のキャリアは完全に専用品で、今更手に入れることは多分不可能。 
http://www.rintendo.com/Products/Smallwheel/gaap-prototype-tour.htm 
そこで思い出したのがTourプロトタイプ。 
これはミノウラのMT-3500SFを使用していて、実は市販版よりフォルム的にはゴツいこっちのほうが好みだったりする。 
ヤフオクを探していたところ偶然見つけたのが前モデルのMT-3100というキャリア。 
こちらはMT-3500SFとは異なりサスペンションフォークに対応していないモデル。 
しかしちょうど好都合なことに、Liteの純正フォークはサスペンションフォークとはいえテレスコピックではなくネック部分のリンク式なので装着にはこちらのほうが都合がよいのであった。 
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■ヘッドライト 
今回のTour化には端を発しないのだけど、電池式のLEDヘッドライトにはかなり不満点があった。都内在住在勤だからして、通勤に限って言えば道の明るさなんて問題は帰宅経路を変えれば済む話なんだけど、どうにも明るさが足りない。被視認性という意味では十分見えると思うのだけれど、道を照らすという本来の目的で物足りなかった。 
もちろん、もっと明るい電池式ライトもあるのでそれにしてもいいのだけれど、どうせハブダイナモついてるので、ダイナモ式のライトが欲しかった。 
Tourプロトタイプに倣って銀色の砲弾型のでっかいのが欲しかったんだけど、ハブダイナモ式で3W対応で、ってのがなかなか無い。巷のハブダイナモ対応ライトってのはママチャリ用ハブダイナモの6V2.4Wのものがほとんどで、6V3W対応のスポーツ系ハブダイナモの対応品がそもそも世の中にあまりなかった。 
で今回チョイスしたのはサイクルベースあさひの通販サイトで見つけたフィッシュアイレンズのLEDライト。 
http://www.cb-asahi.co.jp/item/54/01/item100000010154.html 
http://www.sp-dynamo.com/LS003.html 
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走って発電してる限り昼間でも点灯してるんだけど、まあそれは許容。 
本当はこれに組み合わせるダイナモ式のテールランプも欲しいのだけれど、店頭だけでなく通販も含めてそのような商品を今時見かけなくなってしまった。 
取り付け位置や取り付け方法は旅行前に何度か変更して試行錯誤中。 

■サイドバッグ 
キャリアとセットで出品されていたオーストリッチのS-7。 
Tourプロトタイプでも言及されているけど、取り付け位置が低いのでコーナリング時に接地するおそれがあるので、単体で使用する際にはキャリア上面のラックを使用することに。 
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■いざ実戦 
写真は先日の四国旅行から。 
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出発直前にフロントバッグを追加。このためサイドバッグは本来の位置へ。 
リアキャリアは数年前に使ってたサドルバッグサポーター。 

気になっていたサイドバッグの接地は、皆無ではないけど通常の走行では覚悟してたほどは擦らなかった。タイヤが406ではなく451サイズでちょっと大径になっているのも効いているのか、山道の下りのカーブなどでも普通に走ってるぶんには擦るようなことは無かった。 
ただ、極低速のUターンとか、調子こいて倒しすぎた時とかは擦る。 
だもんで底面にちょっと穴あいちゃった。要補修。革でも縫い付けたろか。 
しかしソレ以上に、路肩とかトンネルの壁の近いところで横を擦ると転倒に結びつくのでそっちのほうが怖かった・・・。 

ドロヨケは途中のゲリラ豪雨も含めて雨の中で走ったのでかなり有効。 
また、ドロヨケを付けたままで輪行時に折りたたみをしたけれど、Gaapならではの折りたたみ時の後輪転がし機能は使わずに前後タイヤを外してキャリアカートに載せる手段を講じてみた。 
キャリアの前面で接地させてもドロヨケのステーがうまく干渉してハンドル位置が固定されて良い感じ。 

ヘッドライトは申し分ない性能。 
今回、夜のしまなみ海道や雨の海岸線など、全く街灯がなく条件の悪い場所での走行も多かったのだけれどかなり明るいので安心して走ることができた。 
配光はスポット的ではあるけれども、フィッシュアイレンズのおかげで周囲にもやや暗めではあるけれど光が拡散していて、十分に視界が確保できた。ただ上部のヒサシの部分で上方向への配光がカットされているので、ここは余分な装備だと山の中で思った。 
本来26インチとか大きいタイヤで組むべきハブダイナモと20インチリムを組み合わせているので1.7倍ほどの回転数となり、押して歩く程度のスピードが出ていればフルに明るい状態となるので、夜の山道の登りを押して歩くときも安心であった。 
その反面、シマノのハブダイナモはボルテージレギュレータが内蔵されていないため、LEDヘッドライトのレビューなどを見ると無理やり2.4W用のライトを入れると速度を上げると暗くなるとか切れたとかの情報があるが、このライトはレギュレータが内蔵されているので300kmを走破しても全く問題なかった。下り道では40km/h以上出たこともあったが問題なし。 

■不足であったもの 
センタースタンドは強度が足りず、今回のような装備では完全に役不足。サイドバッグやハンドルで立てかけるような場所を選んで停めないといけなかったのがかなり面倒。 
リアキャリアはやはり本来の使用方法ではないので、道中かなり歪んだため、休憩の度に曲げ直していた。MTB用などの、シートポストに装着するタイプが今回はベストだったかもしれない。可能だったらサイドバッグもリヤに移動したほうがいろいろ良い気がする。 
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また、サイドバッグも含めて輪行時のキャリアカートに載せる案はなかなか悪くなかったが、カートそのものが買い物のおまけでタダで貰ったものなので、重くて車輪もちゃちなのでこの重量を載せて移動するにはちと役不足。旅程をこなしきったけど、車輪は壊れる寸前なのでこの重量を今後載せるのは難しいと思う。もうすこし軽くて丈夫なキャリアカートを買うか、どうせならキャリアの接地面に車輪を付けるとかしてもいいのかもしれない。と道中何度か思った。あまりかっこよくないけど。 

しかしそれはそれとして、そろそろフレーム塗り替えとかしたいかも・・・。