No Wheels,No Life

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Dahon「BIOLOGIC ReeCharge」を使用した自転車発電によるiPhoneへの電源供給

タイトル長ったらしいな(笑)
以前から、自転車でのiPhoneへの電源供給をなにかしら出来ないかと考えていた。
通勤程度であれば事前に充電してあればまず問題ないし、会社でも充電できるので帰りも問題ない。
が、サイクリングに行くことも考えたいので充電できる環境を構築してみた。
電池式の外部バッテリー持ってりゃいいんじゃねえのかとも思うが(笑)

いろいろ探して見つけたのが昨年秋のドイツで開催されている自転車ショー『Eurobike』で米Dahon社が出していた「FreeCharge」がほぼ欲求を満たすものなのだが、2010年3月発売とのことなのだが日本のどこを探しても売ってるという情報がない。
参照:『CyclingEX』の記事ダホン「BioLogic FreeCharge」の国内発売を熱望する!
どうやらその後の情報によると日本での発売はないとのこと。

しかしなんとなくあきらめがつかなくて、夏頃にDahonの総代理店『アキボウ』に聞いてみたら、なんと入手できてしまった。
若干数日本には入ってきているらしい。
ちなみに製品名は「ReeCharge」に変更になっていた。

というわけで組み込んでみた。
イメージ 1
まずはホイールの組み換え。ハブダイナモが必要なのでシマノアルフィーネのディスクブレーキ対応ハブを使用。

イメージ 2
ハブダイナモから繋がるコードの途中にあるのは電圧レギュレータかな?

イメージ 3
そして本体。ダブダイナモから伸びる電源コードと、本体から出るUSBコネクタ。

基本的な仕組みとしてはハブダイナモから本体内蔵のバッテリーに充電して、そこからUSBに5Vを供給するというもの。
ハブダイナモの電圧は不安定なので、バッテリーを介在されることで安定化を図っているようだ。

イメージ 4

本体側面には緑と赤のLEDがある。
これは本体前面のスイッチと連動していて、ハブダイナモから通電すると緑色が点灯し、出力をONにするとUSBから5Vが出力されて赤色が点灯する。
どちらか片方だけということはなくて、充電しつつ給電が可能なのが写真の状態。
イメージ 5
で、走ってみた。
走り出す前のiPhoneのバッテリー残量は93%。
ちなみにバックライト輝度は最大、自動ロック「しない」でiTrailでずっとGPSログを取っていたが、
途中コネクタの刺し加減が悪くて92%に落ちたが、充電モードに入ってからはしっかりと残量が上がってきた。
およそ4~5kmも走れば1%上がるような感じ。
信号待ちとかでも本体バッテリーから給電され続けるので充電状態は維持される。
が、ちょっと停車時間が長かったりすると、充電モードから給電モードになるようだ。
走りだすとまた充電モードになるけど。

さらに実験として、ReeChargeのバッテリーを使いきってから接続するとどうなるかも試した。
仕事中自転車から外してiPhoneに繋いでみると、給電モードになるが終業の頃には完全に放電しきっていた。
本体内臓のバッテリーはほぼ電源安定化用の容量なのかもしれない。

で、帰り道に繋いでみるとハブダイナモからの電力でちゃんとiPhoneへの充電がされることを確認。
発電量によっては給電モードになったりするけど、充電モードも持続する。
さすがに信号待ちとかで止まってると、しばらくは充電された本体バッテリーから給電モードで動作するけど、10秒くらいで切れちゃう感じ。

とまあ、走ってる限りは完全に独立した電源供給ができるので、丸一日とか泊まりで出かけるようなサイクリングにiPhone持って出かけることも可能であることを確認。

まー日本じゃ電池式の外部バッテリーが一番お手軽な気がするけど(笑)