MVX40周年仕様作成(8)エンジン始動せず〜MVX40周年ミーティング
MVX40周年ミーティング直前。
エンジンが掛からない。
初爆はあるのだけど持続しない。
たまに掛かるけど十数秒ぐらいで止まってしまう。
プラグはOK、ガソリンも来てる。
何が悪いんだろう・・・?
何回キックしたのか、キャブを何回開けて組んだのかもうわからない。
ミーティングには自走で行くつもりで作業を進めていたのにここで手詰まり。
サンバーにバイクを積み込んでトランポ参加することに決定。
ミーティングはMVXが19台参加。
オーナーズクラブ主催では歴代で最多台数とのこと。
結構な年数クラブに関わってますけど、初めて見る方も増えてきたのが驚きです。
次こそは自走で!
MVX40周年仕様作成(7)再びエンジン分解&搭載
キックペダルが全く動かなくなった・・・!
写真で見ると、ラビリンスシールの内輪と外輪のプレートが噛み込んでしまってるらしく・・・自分ではどうにも鳴らないので井上ボーリングさんに連絡メール送ったところ、そう時間もかからず電話が。
すぐに送ってくださいとのことだったので取り出したクランクを発送、3営業日で対応してくださいました。マジ神だわーー!
送ってもらったラビリンスシールの破壊面。
こういう事例ははじめてなのだそうです。
で、クランクが戻ってきたので大急ぎで組み込み、腰下だけ搭載して腰上組んで、キャブだのなんだのばーっと一気に組み上げる。
この時点で、MVX40周年ミーティング2日前。
さて、ここからが地獄の始まりなのだということを、先々月の私に教えてやりたい・・・。
MVX40周年仕様作成(6)エンジン搭載、からの
足回りがついて取り回せる状態になったのでエンジンを載せます。
お恥ずかしながら20ン年前に何回もエンジン壊してしまってた頃なら余裕だったのだけど、いいかげんいい歳したおっさんなので、腰上まで組んだ状態のエンジンを載せるのは無理!なので腰下だけで搭載して、車上で残りを組み付けることに。
ピストンはWPC加工してもらったのを対のシリンダーとセットで組み付け。
サクサクと3気筒組付けてつぎはキャブ。
こちらは屋内作業なので前日の夜に組み立てておいたもの。
キャブを載せてオイルパスチューブも接続。
まだエンジンかけるわけじゃないのだけど、ゆっくり数回キックしたところでキックペダルが徐々に重くなり、完全に動かなくなった・・・・何故ェ(;´Д`)
MVX40周年仕様作成(5)足回り組み立て
エンジンは腰下が組み上がったので車体に戻ります。
ステムベアリングはもともとテーパーローラーベアリングにしてあったけどこれも交換。
旧レース外すのマジ大変・・・・。
特にフレーム側!
VFRなんかだと叩き出しやすいようにヘッドパイプのインナー側に切り欠きがあるのだけど、MVXはそんなのなくて、かつ段差もあんまりないのでかなり苦労して交換しました。
次回も苦労しそう・・・(何年先だろ)
スイングアームのピボットベアリングも交換。
塗装前に外しとくべきだったかも。これも結構苦労した。
リヤハブももちろんバラしてベアリングとシールを交換。
車体左側のボールベアリングはその後のプロアーム車でほとんど共通らしく新品は容易に手に入ったのだけれども右側に使うニードルベアリングはメーカー廃盤なのでサイズ調べてモノタロウで入手。ホントは両側シールのベアリングが欲しかったのだけど納期未定で片側シールのベアリングで様子見します。
あとハブ右側につくダストシールはこれまたメーカー廃盤なのでオランダcmsnlでラスイチを見つけたのでゲット。
ちょっと話がズレるのだけどプロアーム車のホイールバランスはアクスルシャフトが必要なのでバラしたついでにシャフトに付けてバランス取りしてました。
フロントフォークももちろんスライドメタルとかシールとか全交換します。
インナーチューブもサビが酷いので新品に交換します。ヤフオクとかで安く売ってるやつ。
このフォーク、プリロードアジャスター付きなのだけどその分バネが固くてキャップが締められないのでカラーをその分カット。
あとアジャスターのワッシャー部分がインナーチューブの内側のスレッドに当たってしまってこれまた締められないので外周を少し削りました。
フロント足回りが完成。
ディスクはVFR仲間から譲り受けました。
ホイールは以前も書いたけどRC30用の3.0x17。
いつものリファインさんでパウダーコート掛けてもらい、タイヤは110/70-17のメッツラーZ8Mにしてみました。
リヤサスは元々使ってたホーネットだかCBR400だか忘れちゃった純正ショックがかなりボロボロだったので新たにYSSのCBR250R用を入れてみました。
ボトムのコの字プレートは30mm用なのでリンクの方を削ってMVXに入れたという話をどっかで見たので真似てみました。
前後足回りが完成。
これでようやくエンジンが載せられます。
MVX40周年仕様作成(4)エンジン組み立て
しばらく停滞しててすまぬ。
この記事を書いている時点でMVXは走る状態になっているので思い出しながら書きます。
こちらはDMR-JAPANさんでOHしてもらったオイルポンプ。
元々そんな上物ではなかったのだけど、ピッカピカになって却ってきました。うれしー!
さてさてそんなわけでエンジンの部品も一通り揃った(ハズ)なのでエンジンの組立に入ります。
まずはケースの合わせ面をオイルストーンで磨いて・・・
このネジ穴に残る液体ガスケットがなかなかにストレス。
ミッションはベアリング換えられるものは換えます。
って、純正だとこのメインシャフトのベアリングしか出ないんですよね。
カウンターシャフトのベアリングはメーカー廃番。
サイズ調べて探すかぁ〜と思ってたんですけどね。
検索掛けてたらふと
DMR-JAPANさんでNS250F/R用のミッションベアリングを発見。
もしやと思い部品番号調べてみたら、ベアリングについてはMVXと全く同じでした。
メインシャフトのベアリング、買う必要なかったじゃん・・。
あとこれ。
クラッチアームの下側のベアリング。
これはクランクケース割ったときじゃないと換えられないので忘れぬように。
(忘れて組み立ててまたバラした)
エンジンで使うオイルシール類もほとんど廃番なのだけど
2t-project.com2Tプロジェクトさんで一通り揃います。
井上ボーリングさんもクランクOHできるようになったし、DMRさんと2Tさんが部品を供給してくれてる限りはMVXのエンジンOHは数年前より格段にやりやすくなったと言えます。
でも未来永劫ずっとこの環境が続く保証はないので、やるなら今だよと個人的には思いました。
ちなみにこの写真、実は致命的な間違いを犯してます。
なんだかんだで都合3回エンジン開けました。一回目は上に書いたクラッチアームのベアリングの交換忘れ。
そんなことになるとは全く思わずエンジン組み立ては続く。
DMR-JAPANさんでオイルポンプをOHしたついでに付けてくれた「抜けま栓」(このネーミングよ・・・)。
これなかなかいいアイディアです。エンジン側とポンプ側のオイルシールの空間に栓をすることでオイルシール抜けを改善できるそうで。
粛々とエンジン組み立ては続く。
MVX40周年仕様作成(3)
フレームの錆落とし&塗装剥離はまず剥離剤塗りたくってボコボコになってきたところを電動ドリルにステンワイヤーブラシつけてひたすらグリグリと。それなりに磨けてるところはギラギラと光沢が出てくるので、これにクリヤー吹いてもいいかなとか一瞬思ったけど、光沢状態を維持できないと思うので却下。
むき出しの鉄を屋外保管するのは錆びてくれと言ってるようなものなのでさっさと塗る。
錆止め効果を期待して『錆の上から塗れる高耐久スプレー』を使ってみたのだけど、一回で終わらせるつもりでシルバーを買ったと思ってたのに吹いて初めて間違ってグレー買ってたことに気づくなど。アホか。
しかたないのでグレーは下塗りとして、その上から手持ちであったラッカーのシルバーを塗装し、この状態で週末の作業を終え翌週にウレタンクリアを吹くつもり。
社外チャンバーのクリア塗装のやつは結構錆びるとは聞いていたのだけど、以前自宅の外壁塗装のおりバイク置き場の都合で梅雨の時期に雨ざらしにしてしまったため一気に錆が進行してしまっていた。
こちらも電動ドリル&ワイヤーブラシとかグラインダーに研磨パッドとか駆使して錆落としをできるだけやってみたけど、これはなかなか大変・・・
スイングアームも汚すぎてどうしようもないので、これも磨いて塗ることにした。
プロアームをバラすのって実は初めてだったので結構大変だった。
スイングアームはアルミなので錆止め塗料は省略してフレームと同じシルバーを塗装。
ピボットベアリングのあたりマスキングしてるけど、どうせ外すんだから塗る前に外しておけばよかったと後になって後悔したのであった。
他にもフォークボトムやスプロケットハブなども塗装して一週間ほど置いた後ウレタンクリアを吹くためのスペースを確保。カーポートの屋根と倉庫と棚に囲まれた空間を捻出して、棚に渡してある梁を使ってパーツをぶら下げて塗装できるようにした。
こっからは組み立てにはいるぞー
MVX40周年仕様作成(2)
この記事を書くより前に一ヶ月さかのぼりますが、MVXのエンジンを一台中古で買ったんです。
んでそれをばらして井上ボーリングさんにクランク送ってOHしてもらいました。
それが今日帰ってきました。
いやー、クランクってこんな色してたんですね。
MVXのクランクベアリングは位置決めのピンやら穴やらある特殊仕様なんですが、既存のベアリングを加工して付けてくれます。
それと今回奮発しました。
クランクシールはラビリンスシールにしてもらいました!
2〜3万キロで抜けるとかいわれるクランクシールの寿命がこれで半永久的に。
ピストンとシリンダーはエヌイーさんに送ってWPC加工+モリショットに。
ピストンは測定したら限界値割ってるものがあったので手持ちパーツの純正新品を出しました。
さーてあとはオイルポンプがOHから帰ってくればエンジン組み始められます。