九州・四国ツーリング(その6)
■鉄分補給な6日目(8/15)
この日は切符が取れた関係で熊本から人吉まで鉄道で往復する。
往路のSLは駅で入線から出発までを見送ろうと思うのだが宿から駅まで行くついでに熊本城も見ていきたいな!
ということで8時過ぎに熊本城にバイクで到着、駐車場(\100/日)に預けたまでは良かったのだけど・・・、なんと熊本城は8:30からじゃないと入れないとのこと。
ありゃー・・・・。
SLが熊本駅に入線するのは9時過ぎとのことなので、バイクを駐車場に預けたまま路面電車で熊本駅へ向かう。バイクで行ったほうが楽な気もするけど今日は鉄分補給日ということでw
熊本駅についてまずみどりの窓口へ行き、九州横断特急1号の切符を確保。といっても自由席だけど。
でもってホームへ。
事前に調べてあった情報はちと古かったのかまだ入線していない。
発車40分以上も前から待ってるとか気合入り過ぎじゃね?とか自問自答していること数分。
専用のDE10に牽かれてSL人吉が入線してきた。
徐々に人も多くなり、賑やかになってきたところでついに発車時刻。
汽笛の音は昭和のSLに比べてちょっと迫力に欠けるというか軽快な感じ。
SLを見送った後、駅の土産屋にて会社と家族へのおみやげを物色、発送。
さすがに炎天下をバイクでまだ何日か移動するので、食べ物は持ち歩きたくないわな。
路面電車で再び熊本城へ。
コントローラー旧いっすなー。
熊本城見学。といってもあんまし時間に余裕はないのでざーっと眺めてきたぐらいなんだけど、実家の弘前の城に比べてやっぱデカイですね。
弘前のは本来の天守閣が焼失しちゃったんで櫓を天守にしたからってのもあるけど。
駆け足で熊本城を見た後はバイクを回収してまた熊本駅へ。
九州横断特急1号の発車時刻ギリギリになったけど間に合った!
車窓を眺めつつ、山の中を揺られていたらいつの間にか寝てた。
んで終点の人吉で起こされるというw
人吉駅はなかなか賑わっている感じ。
ちょっと町中を30分ほどぶらぶらして駅に戻る。
石造りの機関庫はここだけなんだそうで。
とかやっているうちにターンテーブルでの機回しが始まる。
SLはこれが見どころの一つでもあるよね。
さて機回しも済んで帰りの列車が入線。
懐かしい感じの駅弁屋さんがおるので一つ所望。
全席指定なのだけど、今回たまたま空いた席が取れたわけで、その隣の席は私と同い年ぐらいのおっさん。
なんか話しかけづらい雰囲気なのだが・・・・。
発車後駅弁を食べ、最後尾の展望車へ行ってみる。
機関車の吐く煙が後ろにたなびいていく様とか、トンネルやら鉄橋やらなかなかよい眺め。
で、席に戻ったところで隣の人に話しかけてみたところ、九州全線乗りつぶしてきた帰りだという。
うわ、この人鉄ちゃんだわ!
・・・えー、こういうのを「類は友を呼ぶ」とでも言うのでしょうか(・ω・)
なんというか一瞬で打ち解けてその後会話の弾むこと弾むこと。
その会話の中で、やはりこの列車の切符は早々に売り切れてしまうこと、たまたまキャンセルか何かで空きが出たところをその人が抑えたこと、それによって隣が開いたのでちょうど私が切符取れたこと、などが判明。
かくして列車は熊本に到着。
ほんの2時間ほどの旅でしたが、いやぁ楽しかったですな。
さて私はというと、これで熊本は見納め。
この日の宿は別府に取ってあるので、夕暮れの阿蘇を経由してやまなみハイウェイで大分県入りというルート。高速は混み始めてるらしい。
大観峰の辺りで完全に日が暮れるのだけど、暗くなるだけならまだしも雷がビカビカ光りまくり。こえー・・・・・。
もうのんびり走ってる気分でもないので、夜の山道をひたすら走る走る。
来るときはあんなに爽快だったやまなみハイウェイがもう怖い怖い。
なんとか人里が見えたのは由布院のあたり。
由布院の花火大会が行われており、ちょうど山道を降りてきたところで目の前で花火が開いたり、山の上から花火を見たりと、なかなかいつもとは違う光景が印象的だったかも。
宿に到着したのは21時半ころだったかしら。よく覚えてない。
モバイル機器の充電を仕掛ける間もなくバタンキュー。
結局この日はSLの中で食べた駅弁以外なにも食べてないという。
どっかで晩飯と思っていたのにありつけなかった。
オドメーターは33,587.0mile。
この日の走行距離は118.7mile(190km)と、この旅の中で一番バイク乗らなかった日になりました。
もうちょっとつづく。